ヘンタイでたいへん

【日記①】
休み明けの火曜日は野宿野郎』の映像上映会を観に高円寺へ。
上映会会場で田中六大くんの話をして、店に帰ったら丁度、
件の田中君と、かなまち京成先生が納品に来ていた。嗚呼。

自分は、偶然に運命を求めるので、
すこし、さきっぽが興奮しました。

【日記②】
今日(水曜日)は、一昨日に引き続き実家関係の打ち合わせ。
東京砂漠の中心、新宿の高いビルの一室で。
途中、ぽんぽん痛くなりエスケープ
トイレが全てウォシュレットだったのが、
痔主な自分への新宿の唯一の優しさだった。

【日記③】
店では、買い取り祭り。

・田中小実昌、野坂昭如、色川武大等の、ちくま文庫のエッセイコレクション
・菊池成孔関連本
・小谷真理「テクノゴシック」
・講談社文芸文庫
・尾辻克彦関連

本の買い取りでしか、
ウチような組合非加盟のお店は生き延びえられないので、
買い取り祭り発生は大歓迎です。

【店】
■コネクシオン(高円寺)
『野宿野郎』の映像上映会の会場でした。
雰囲気がよくて、値段も安いし、珍しい南米のお酒もチラホラしているので、
コクテイルさんが閉まっているときなど、コチラに避難してこようかな。

店内では、疲れているのかビール一杯で酔っ払う。
右隣に偶然座った女の方と、キャサリン・ダンからペヨトル工房、吐夢書房の話を。
左隣に偶然座った男の方と、田中六大君の話や、某社で働く前田和彦君のことなど話した。

【サイト・悪趣味】
■吐夢書房ファンサイト
単純にエロ目的でエロ本を買っていた自分が、
エロ以外の頁にも夢中になって、エロ「雑」誌の懐の深さに触れたのは
中学生３年の夏。それまでは神童と言われるほど賢かった自分の第一次転落期の始まりである。

上記のサイトの管理人さんと同じく、一時期の自分にとって、
吐夢書房は勿論、ミリオン出版、白夜書房、
英知出版の『ビデオボーイ』は特別な存在だった。

【雑記】
「何食った」、「どこ行った」、「誰に会った」、「何売れた」、「何買った」、
みたいな形式の日記は書かないと、以前力説しましたが、
実際書いてみるといいモンですね。
反省します。誰に対してはからないけど、少なくとも過去の自分の思い込みに対してね。

自分の周りに読んでくれる人を増やし、自分の行動の確認にもなるし、
「買い取り」に対しての効果もあるし、様々な方が自分の告知に協力してくださったり、
しーししりと、いい事だらけでした。

まぁ自分のことなんで、一週間後はまったく逆のことを言ってそう(躁)ですが。
まぁそうですか。

【映画・カルト】
■「恐怖奇形人間」ＤＶＤ化
一ヶ月前に町山智浩さんのブログで告知されておりましたが、
知り合いが買ったので感想を聞いてみた所、
「今すぐ買え、金がないなら飯や酒代を削ってでも買え」
といってました。

現在品切れ中のタコシェも9/16ぐらいには、再入荷するそうですなので、
買うときはタコシェで購入して、噂には聞く衝撃のラストを体験したいと思います。

【雑記】

この映画、カルトの中のカルト作品として８０年代にはよく文芸地下や大井武蔵野館なんかの名画座でかかってました。俺５回は見たと思うんだけど、見る度にフィルムがボロボロになってて、カットが短くなったり飛んだりしてました。それがこのDVD版は、キズひとつない画面だったのでビックリ。

異常超天才監督・石井輝男が江戸川乱歩の『パノラマ島奇譚』と『孤島の鬼』をベースに、『人間椅子』やら『屋根裏の散歩者』やらその他もろもろをぶちこんだ超娯楽作品なんですが、シナリオがぶっ壊れようがなんだろうが面白ければなんでもいいとばかり、映画５本くらいの内容を「これでもか」と詰め込んでものすごいことになってます。昨日たまたまテレビのワイドショーに「バーゲン詰め放題名人」の主婦が出ていましたが、店が用意した袋に衣類を４０着くらい詰めてました。アレ見て俺は石井輝男映画を思い出してしまいました。

 しかしこの映画の見所は、なんといっても暗黒舞踏の創始者・土方巽（ひじかた・たつみ）の熱演でしょう。名家に生まれたものの、生まれつき指の間に水カキがついていた男が、健常者を逆恨みするあまり孤島にこもって奇形人間の天国を築こうとする。その目的のため自分の息子を赤ん坊の頃から東京で曲馬団をやっている弟に預けて外科医として育てるんです。

なぜ息子を外科医に育てたかといえば、島に拉致した者を改造して奇形人間にするためです。「１１本の腕を持ち頭の上に馬の頭を載せた血の通った馬頭観音を作るのが私の３０年来の夢なのだ！」と告白されましても、息子としてはエヴァに乗れと言われた碇シンジのように目を白黒させるしかありません。

この超展開を何事もなく演じきれるのは土方巽しかいません。なにせこの人、常に白目を剥いて腕を変な方向に曲げながら身体をピクピクさせており、演技がすべて暗黒舞踏になっているのですから！

「恐怖奇形人間」を手に入れて上記のような非常に熱い文章を書いているのは、
竹熊健太郎さん。
下でスタッフＳがご推薦した桜玉吉さんの予備校からの知り合いだそうです。
世間って本当に狭いですね。

面白いのに本何故か売れない本

【お勧め】










■桜玉吉先生が描くマンガ全て
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初めましてバサラブックスのスタッフの関根と申します。
店長からブログを書いてみないかと誘いを受けまして
特に書きたい事も無いのですが、本屋なので本について書きます

バサラブックスで売っている本で良い本なんだけど、なかなか売れないなーっと
自分が思っている本について書いていこうと思います。

一回目は桜玉吉先生の漫玉日記について書こうと思います。

なにがどう面白いのかって言われると何がどう面白いのか
自分でもよく分かりませんが、

この漫画はジャンル分けすると「私漫画」になると思います。
日記のような漫画です。
そんで内容は会社を作ってみたりドッキリを仕掛けに
沖縄まで行ってみたり株式取引をやってみたり
釣りに行ったり鬱になったりキャンピングカーを買ったり

ただ文章にしてしまうと何て事はない事なのに
その何て事はない事を、玉吉先生が漫画にすると面白いんです。
キャラが立ってる登場人物、嘘なのか本当なのか分からない感じ
ギャグなのかシリアスなのか分からない感じ、言葉使いのセンス
そこはかとないエロさ、全部が渾然一体となった感じ。

出来れば防衛漫玉日記から読んで下さい。
読んだら絶対ハマります。そして調布に行きたくなります。
駅前のシャノアールに深大寺だるま市に多摩川に
バーミヤンに増富ラジウム温泉に行ってみたくなると思います。

とりあえず読んでみて下さい。そして感じて下さい。

Ｓ

「やる」 「やれ」「やれやれ」

【日記①】
夕方、週刊オオハシの大橋くんが来店して一緒に、
世知辛い話から、希望溢れる将来の話など。
「オレはやるぜ。何かは分からないけどやるぜ。大橋くんもやろうぜ。何だか分からんけど」

夜半、ジャン相見さんがご来店。某辻仁成に関して話す。
「オレはやるぜ。何かは分からないけどやるぜ。ジャンさんもやろうぜ。何だか分からんけど」

【日記②】
店では、売れたらいいなと思っていた、
コンテンポラリーアート作品のＤＶＤが売れる。

当店では、立地や「客層が若いのも関係するのか、
「歴史」、「文学」関係はあまり出ないで、
「建築」、「写真」、「現代美術」、「映画」、「現代思想」などが良く回転する。
最近真面目に商品構成に関して考えることが多い。
スタッフとも相談するが、来月中には今後の方向を決定しよう。

そんな模索中ですが、売れている「アート」周辺、「現代思想」関係は強化買い取り中です。
噛めば噛むほど味が出る「歴史」、「文学」に関しては、売り方をもう少し考えます。


【プロレス・ネタ】
■支配者と甘えん坊が混在する究極のS人間 　三沢光晴
三沢さんはガチです。
他のの執筆者も気になる人が多いのは、
さすがフランス書院。

【イベント】
■「座談会／自主出版と流通について」

内容：自力で出版を行う？なぜ？何を？どうやって？あらゆる形で、
自主的に出版に関わる人々による出版をめぐる座談会です。
日時：9/18（火） open 19:30／start 20:00
場所： 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F
出演：ばるぼら、戸塚康雄（nu）、吉本美加（ontonson）、他
司会：吉田アミ（前衛家）
参加費：￥1,000

※下記要項を明記の上、件名を『UPLINK MARKETイベント予約』として、
指定のアドレスまでメールにてお申し込み下さい。予約者は入場順が優先されます。

予約要項

(1)お名前 (2)参加したいイベントの日にち (3)人数 (4)ご住所 (5)電話番号
予約申込先…[e-mail]

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まるでとれたての野菜を農家から直接仕入れる様に、UPLINK FACTORYが注目する人々より直接商品を受け取り、販売するという、ディストリビューターを介さないショップの新しいかたち。4日間の期間限定オープンですが、仕入れ／補充は毎日行う予定です。

どうやら、上記引用のイベントの一環として、
今回(9/18《火》)の「座談会／自主出版と流通について」が行われるようです。

【本】
■復刊ドットコムの復刊はどのように決まるのか？
古本屋をやっていると、復刻の二文字に敏感になってしまいました。
復刻ドットコムは週１のペースで覗きにゆきまん。

【犯罪】
■連続強姦殺人者　吹上佐太郎　　(グロ描写注意)

上記は蜂巣敦 さんのサイト「怪狂の世界」より。



＜どうも、エロトメニアの僕です。和洋問わず、哲学・思想など気軽に尋ねてね。




友人と犯罪者についてアレコレ話す。
そこで出た名前。吹上佐太郎。
顔もスゴイです。

当店は、哲学書や藝術論のような本から
「吹上佐太郎自叙伝　婆婆」のような猟奇関係の本までも買取いたしております。

激しい雨

【日記】
今日も「昼本市」のチラシを配る。
街中に勝手に張りたいが、お縄は嫌なのでヤメておく。

昼前に「古書現世」に置きにゆく。
向井さんから、代わりにと、新しい「早稲田古本街地図帖」を預かる。
「おに吉(荻窪・西荻窪・吉祥寺の古書店案内フリーペーパー)」も、
そろそろ新しい号が企画される時分。
今日にでも、スタッフＫを西荻に送り込んで、
最重要人物Ｓさんの担当になってもらおうか。

その後、新宿の「ＢＥＡＭＳ」にお尻愛の展示会にゆく。
オシャレ御殿の最上階、完全アウェーの雰囲気の中だが、作品を楽しめた。
緊張感、居心地の良さ・悪さ、内輪でしかなしえない盛り上がりと虚脱感、暴力、等々が、
グチャグチャになりながらも、メインの色であろう、
「ピンク」と「紫」の中で「ムリヤリ」纏められている点が一番興味深かった。毒と力。
写真やアートのことはよくわからないので、これ以上、詳しく書かない。

最近は、勉強すること、興味もつ対象が最近多すぎる。

それにしても、ひどい雨だ。
どうにも出来ないが。

【雑記】
先週、「童貞をプロデュース」を観た際に、
偶然大学時代のゼミの知り合いに再会した。

知り合いといっても、お互い顔を覚えている程度で、彼がゼミ内で積極的に勉強していたことと、
当時文芸文庫で出た『斎藤史歌文集』の事を立ち話したことぐらいしか覚えていない。

先日、その彼が店を訪ねてきてくれる。
飲み屋に移動して、改めて名前などの自己紹介をしつつ、それぞれの近況を話す。
彼は、超エリート学校で現国の先生の先生をしているそう。
酒の力で色々バカ話。こんなにシモやカミの事まで、話せるとは。
こういう再会もありがたく、感慨深い。
「また飲もう」と話して別れる。

最近のマエケンさんとの絡みもしかり、
ここ1ヶ月過去に自分の勝手で忘れてきた人やモノと再会することが多い。

彼と別れた後、酒場を転々としながら、家に帰り、
部屋の片隅に積んである、本の山に埋もれた読みさしの単行本を、気まぐれで選んで読み直す。

自分が久方振りに読んだ本は、「ジャズエイジの物語」フィッツジェラルド(荒地出版社)
眠いのと、酒に酔ったのとで、また読みかけで頁を閉じてしまった。

【雑記】
知り合いの某女性歌手から、作詞の依頼が舞い込みました。
半分遊び、半分本気で、併せてプラスマイナスゼロの働きを致します。

ところで、いったい俺は「何屋」なのだろうか。

職業、「人間屋」。
ナンだかワカラナイし、
胡散臭いにもほどがあるね。
「にんげん」とひらがなにするとさらに臭うね。

【雑記】
居ても立っても居られない気分が続き、
３月に長期の旅行に行くことを先日決めました。

前から、ポルトガル・スペインには言ってみたいのだ、
ポルトガルは壇一雄の影響。　スペインは友人のツグ(変態パン屋27歳)の影響。
普段は絶対に読まない作家さんだが、逢坂剛さん、江国滋さんのスペイン関連本なども読んでいる。

さっき読んだ、『美術手帖』９月号の特集、
「 一度は行ってみたい、世界の美術館・国際展。［ヨーロッパ編］」
に影響受けたのも少しあるのだが。

「むじんくん」というところで、気軽にお金も貸してもらえるそうだし。
返すのは、出世払いでよろしいでしょうか。

歌うたい

【雑記】
今日はマエケン(前野健太)さんが、相棒のロマンスレコード代表の佐藤くんと共に、
ＣＤを納品しに来てくれる。ライブ前だというのに感謝。

夕方には、漫画家の藤本和也さんがイベントのチラシを持ってきてくれる。
その後、店をスタッフＳに任せて、２人に縁のある喫茶店「ダーチャ」へ。
週刊オオハシの大橋君のこと、山田参助さんのこと、畑中純さんのこと等お喋りぶり。


実は昨日某出版社の方と飲み屋で一緒になり、
山田参助さんと畑中純さんのことをお話したばかり
狭いのは、俺の心と、世間かな　

最近、躁続きで、偶然続きで、激しく楽しい毎日です。
今回は、周りには迷惑がゆかないように、自重しております。

【雑記】
そういえば、マエケンさんと知り合ったのが、
高円寺に移転してきたばかりのコクテイルさんの所だった。
お互い大学生の８年近くも前の話だ。

酒飲みながら、詩(黒田三郎、金子光晴)の話をしたのが初めだったっけ、
その後、すれ違い、別の道を歩み、会わない時期が長かったが、
ココ数ヶ月で急接近。
これって運命ってヤツですかね。
いやそうでしょうよ。


【音楽】
■ 前野健太『ロマンスカー』２１００円

サニーデイ、中村一義、パラガ、といった９０年代後半を代表する「歌もの」の遺伝子を受け継ぎながらも、まったく新しい「うた」を歌う新世代のシンガーソングライター「前野健太」の登場！なんとなく見落としてしまいがちな何気ない日常の奥に潜む本質をポップなメロディで歌う稀有な存在。ロックバンドおとぎ話有馬氏から熱烈なラブコールを受け、おとぎ話をバックバンドにしたライブはまさに現代のディランとザ・バンド。見るものに衝撃を与え、じりじりとその波紋を広げている。激しいロックナンバーから生ピアノによる弾き語りまで様々な歌を詰め込んだ堂々のデビュー作。レコーディング、ミックスには新進気鋭の音楽家、バンド俺はこんなもんじゃないでも活躍中の狩生健志。マスタリングはゆらゆら帝国などでおなじみのピースミュージック中村宗一朗。胡弓やサックスなどの楽器も多数のゲストの参加により鮮やかに、歌を、彩る。

それと、ロマンス佐藤くんと、週刊オオハシの大橋くんが作成した『前野健太読本』が、
店頭にありますので、「マエケン」とは誰じゃらほいと思われた方こそ、
紙面を手にとって見てください。限定です。

冊子の内容は、
【前野健太レコ発記念ロング・インタビュー（生い立ち編）】、
【『前野健太/ロマンスカー』全曲解説インタビュー】、
【好きなものエトセトラ～前野健太の世界～】
という盛りだくさん幕の内弁当な感じです。

今日からそんなマエケンさんのＣＤを販売しております。
今日はこれ１枚しか聴いておりませんが、
じわーっと頭の奥が熱くなります。


【イベント】
■ROMANCE RECORDS presents
【前野健太1stALBUM/ロマンスカー発売記念LIVE!!】

日時：９/２６（水）　OPEN 18:30-START 19:00
場所：東高円寺U.F.O.CLUB
前売￥1800/当日￥2000（共に＋1drink別）
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出演：

＊前野健太とDAVID BOWIEたち
※レコーディングに参加したミュージシャンが一同に集います！
一夜限りのスペシャルデヴィッドボウイたちです！
この日はバンドでたっぷりやります


＊おとぎ話

＊加地等（大阪）

＊太陽民芸


自分めも、馳せ参じます。

そういえば、マエケンさん１０月１３日、ＵＦＯクラブで、
ゲラーズともライブやるみたいです。


【イベント】
■「月刊タルワキ」十周年記念イベント
ハッスルタルワキデー!
日時：9/16(日) 14:00-18:00
場所：よるのひるね(阿佐ヶ谷)
出演：垂脇明・清本一毅・藤本和也・足立守正
※ご予約1300円　当日1500円











局地的に伝説となっている「月刊タルワキ」のイベントです。

【本】
「講談社BOX」について
イロイロ思う事考える事が多いのですが、
終電の時間が迫ってきましたので、失礼致します。
尻切れトンを失礼。
中途半端に書きやがってと感じた貴方にも失礼。
何故だか、無性に失礼したい本日水曜日でした。

【雑記】
昨日今日と『ＨＢ』のＨ本くんには、
イロイロ付き合わせて失礼致しました。
またね。股ね。