境界者

【マンガ】
■『熱血!!コロコロ伝説』6/25(金)発売
価格は1000円(税込み)。
ビックリマンチョコが80円で売られている現在にしては、
ギリギリ許容範囲内の価格。
アチラさんの仕掛けに乗せられてもよいかなと思ったりした。

【マンガ】
翻訳者や装丁家の名前で本を購入する人が、
少なからずいる。

マンガで言うとさしずめ、
原作者の名前が重要という考え。

小池一夫、武論尊、雁屋哲が有名どころ。

バサラブックス的に、アツイ原作者は、滝沢解、久住昌之、そして、狩撫麻礼。

【マンガ】
■『迷走王 ボーダー』狩撫麻礼原作、たなか亜希夫作画
そんな狩撫麻礼を、
先日久しぶりに実家に帰り、
思い出したようにまとめ読み。

仇花バブル時代の影で、
しぶとく生えていた、
雑草野郎達の哀愁ドタバタコメディ。

「向こう側」と「こちら側」のどちらにも属さない、
あるいはどちらにも属す「境界(ボーダー)者」たちの生活は、
当時『どくだみ荘』な日々を送っていた自分の頭や生活の中にストンと落ちた。
自分の中では今でも、大事なマンガの一つなのは変わっていない。
ただし、このマンガは、アクとコクがあるので、
「さわやか」が好きな方には向いていないことを付け加えておきます。

最後に話は変わるが、先日、沖縄にいった際、
ウィキの外部リンクのにある月光荘に泊まればよかったな。
国際通り徒歩１分のゲストハウス。
ドミで1500円/1泊は破格の安さ。
ボーダーも全巻マトメ読み出来ただろうし。


【雑記】
「境界(ボーダー)者」つながり。

二項対立でものを考える事の便利さについて、
以前、徒然に書いたが、

「境界(ボーダー)」は、
「Ａ 」と「Ｂ」のどちらにも属さない、
ある時は「Ａ」のみに、
またある時は「Ｂ」のみに
あるいは、「Ａ 」と「Ｂ」のどちらにも属す。

これは、「文学」の立ち位置にも似ているのではないか。
文学には答えがない。
個人個人での解釈の違いは勿論、
自分の中の時間軸の中でも考え方が違ってしまう。

そんな、不安定で、中途半端で、
割り切れないといった点が「境界」に似ていると。

便利さや効率を追求する「実学」の前では、「文学」は無用か。否か。
それすらも、ボーダー。
「中途半端」な「文学」でしか、救えない孤独な魂があるのも事実。

99匹の大勢の羊達のために政治・経済・社会がある。
見捨てられた一匹の迷える小羊のために文学がある。

そんな事いったのは漱石だったか。違ったか。

【アイテム】
■起きざるをえない目覚まし時計、13種
睡眠は酒よりも手軽な麻薬。   
二度寝の気持ちよさは異常。

【アイテム】
■熟睡できる出前マシン
ヘッドギアブーム再び。

【生活】
■ティッシュ値上げ１０％強　大手各社６月から一斉　
当店的にも関係あるので。
自分も今週末、買い溜めしておくか。

【雑記】
雨の日はヤル気まったくでない。
とてもじゃないが、
「雨に歌えば」なんて気分になりはしない。

とにかく、酒か惰眠を喰らいたい。
もう帰ります。