イベント名「めばえ」 ※いつもの戯言はこの下に。

■「めばえ」　
「世界のサブカルチャー」で紹介したアーティストの自費制作物フェア
+グループ展（ぴろぴと、真珠子、牛来美穂）













開催日時：10月7日（火）～11月3日（日）　
13：00-23：30　月曜日定休（月曜日が祝日の際は、翌火曜日がお休みになります）

場所：バサラブックス　
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-5-13
TEL：[phone]


内容：「世界のサブカルチャー」で掲載したミニコミを中心にさまざまな自主制作品の販売と、
屋根裏氏監修による、真珠子さん、ぴろぴとさん、牛来美穂さんのグループ展。
観る人の感性だかナンダカが“めばえ”るような展示。

会期中には、絵画だけでなく、各作家のDVD作品、ミニコミ、ポストカード、
エコバッグなどのオリジナルグッズも、併せて販売も致します。

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５坪程の狭い古本屋の、さらにその中の限られたスペースで行う展示会。
商品量的に物足りないとも思いますが、「感受性に運命をもたらす」ような
驚きや刺激で一杯のイベントを目指します。

ネットカルチャー圏と、アナログ要素の強い中央線カルチャー圏との邂逅により、
新しい文化が“めばえ”るきっかけになるイベントになれば幸いです。

※イベントに関するご質問はお手数ですが、メールもしくは、
火～日曜日の13時～23時30分までの間で、
お電話にてお問い合わせ下さい。

※イベント開催中は世界のサブカルチャーにのっているようなマンガ
もしくは音楽や映画に関する本の強化買い取りを致します。

詳しい買い取り価格については、お電話もしくはメールでお問い合わせ下さい。

■真珠子










４歳の少女 がチラシの裏に思いつくまま落描きをするかのようなタッチで、自由奔放な少女像を描くアーティスト。熊本県出身。17歳の頃、書店で偶然出 合った竹久夢二の絵に感銘を受け、少女絵を描き始める。2004年に、グウェン・ステファニーの「Love. Angel. Music. Baby」のイメージイラストを担当、そして2006年には熊本市現代美術館で個展を開催し、現代アーティストへ。

絵画だけでも十分彼女の世界観は発揮されているが、動きや、音声、間などが加わったアニメーション表現では、さらに強烈なものになり、特に男性あれば、真面目に鑑賞すればするほど、どこか恥ずかしい気分にさせてくれる不思議な表現だ。

これまでは、どちらかというと西洋風の少女がモチーフになることが多かったが、最近では、三味線を習い始めたり、大河ドラマに熱中したり、着物で外出する ことが多くなったためか、清楚で凜とし、慎ましやかな大和撫子的なモチーフが増えている。徐々に竹久夢二に近づきつつあるのだろうか。いや、それともお葉 の方だろうか。

そして、今回の展示では、掛け軸や屏風など日本文化とゆかりの深い素材を使って、表現に挑戦することに。

■牛来美穂











牛来美穂の作品の特徴は、やはりボールペンと鉛筆を使って、隙間のないほどにビッシリと描き込まれた独特なタッチだろう。大胆に波打たれた線や強力な筆圧は非常にエネルギッシュ。衝動的に描いたような作品からはアウトサイダーアートをも彷彿させる。

絵に登場するのは、西洋的な建物や田園を背景とした少女や動物たちのメルヘンな世界観が基本だ。だが、描き込みによって絵全体が黒々としてるため、どこか ダーク。ときおり、絵に登場するタバコの煙、姿の分からない正体不明の影が鑑賞者を不安にさせる。そしてそれらに怯え苦しむ四方八方にピンと伸びた不思議 なマツゲを持つ少女の存在は？メルヘンとその裏に潜む闇の心理。または、今そこにある闇と闇の向こう側にあるメルヘン。そのときの牛来美穂の心理により闇 とメルヘンの割合は大きく変化する。

最近は、マルク・シャガールの影響を受けていることもあって、青と赤をうまく使ってうまく心理表現をしている。また、人に物語を想像させる画でもあるため、絵本作家としての才能も持ちあわせている。

■ぴろぴと










日本のFlashブーム初期から、現在まで一線で活躍しているカリスマFlash作家。マックス・エルンストのようなコラージュ手法を使った怪奇ホラーアニ メーションが特徴。描かれるテーマの多くは少女を中心としたエロティシズム。特に強姦ものが多い。好きな食べ物はたこ焼き。ゲームは戦略シミュレーション ゲームが好きでかなり強い戦略家兼アーティスト。最近は囲碁の勉強もしている。

影響を受けているアーティストは、寺山修司、安部公房、 フランツ・カフカ、筒井康隆、アウトサイダーアーティストといった不条理性の強い作家たちとか。そんなこともあって、作品内に起こる“不条理性”は、ぴろ ぴと作品の中心でもある。また人形に対する興味も高く、自身が人形を購入して、よく作品に利用している。

絵本風、シュールレアリスム 風、幻想風、など作風の確立に数年右往左往するも、最近は「username:666」が米youtubeと日本 youtubeのFeature動画の選出、「溺れる女」がDOGAの第20回CGアニメコンテストの入選を機に、徐々に不条理系ホラーエンタテイメント に的を絞りつつある。

■屋根裏










ネットワーカー。または文化的放火魔。
美しいもの、面白いものは、火を点けひとまず逃走。
ヤジ馬が集まり始めたころ現場に戻り、高みの見物。
修行してなけど心はブッディズム。金閣寺には火をつけない。
好物は鬱蒼、静寂、涅槃、幽玄、侘び寂び、耽美、幻想、妄想、幻覚。

自らが企画する今回のフェアに合わせて、
「世界のサブカルチャー」番外編ともいうべきミニコミの販売もあるそうです。