えろえろ ろえろ

【文学】
■池澤夏樹の世界文学全集
こんな雑誌が発行される世の中だから、
文学全集ブームが、上流家庭のみに再来するのかも。

【本】
■～永田王の本棚巡礼～
かなり前の記事だが。

相手の本棚をタイトルほど掘り下げていないのが、
物足りないが、逆に、
そのゆるい感じが良いのかもしれない。

人選はバサラブックス的にもかなり熱い。
切通理作、鶴岡法斎、福満しげゆき、常盤響、吉田豪、掟ポルシェ
とか、敬称を省くけど凄い人たちばかり。

【雑記】
上記のライターの永田王という女の人、
年齢見たら、27歳前後。
このくらいが、「エロ」と「サブカルチャー」が共存していた時代に生きた、
最後の世代なんだろうな。

1990年前後ごろの
エロ本の編集者の趣味で作られたであろうページの勢いは、
エロ目的で本を買っていた中学生(俺)を、
文章・読みモノ目的に振り向かせた。

当時は無名だが、電気グルーヴ、リリー・フランキー、
杉作Ｊ太郎、デルモンテ平山(平山夢明)、等の
才能ある人たちが、当時愛読していたエロ本に集まっていたのも良い思いで。

【雑記】
エロ繋がり。

古本屋でエロ本を並べて売る店が少なくないのは、
そうしないと喰っていけない為。
まぁ「楽に儲けたい」というのも、
無きにしもあらずだが。

「古本ブーム」だ「古本カフェ」だと
世はおしゃれに盛り上がっているが、
今後の古本屋は、読書人口の激減や、
アマゾンだ。やれ、大型書店だの影で、
淘汰されていくことだろう。

残るものが本物だ。
というか、そう信じたいし。
うちのお店も残りたい。

これから来るであろう激しい荒波は、
当店でも実験途中の、
エロ(特にラブグッズ)とミニコミ誌を独自に扱う、
いわば「ゲリラ戦術」で凌いでいけるのではないだろうか。
もしくは、店主の身を犠牲にした「自爆戦術」。

【雑記】
そんな、「自爆戦術」を取るお店は少なくありません。
知り合いのこの人(←古本屋になりたい人は必見です)とか、吉祥寺だとすうさい堂さんかな。

古本屋の魅力に取り付かれた男達は熱いです。

祭りの前も後もダルイ

【雑記】
週末に備え、ラブグッズが大量に届く。
ローター・ローション・コンドームに、
防犯シールやら、値札をつけて商品化祭り。

そんな今日は三社祭。
地元なのに今年も担げず。
三社祭が終わると、もう夏の始まりです。











そ～れ　そ～れ　わっしょい　わっしょい

【映画】
■5/19 世界の映画作家(51) 新作「街のあかり」公開記念 アキ・カウリスマキ(新文芸座)
明日の情報ですが。
最も好きな映画監督のうちの一人である、アキ・カウリスマキの特集。
好きな理由は＜哀愁＞と＜バカ馬鹿しさ＞あふれる映画を撮ることの出来る監督なので。

ところで、『最も好きな○○の一人(一つ)』という構文って「最も」の部分のいい加減さがおかしいね。
中学英語で習った時から、違和感があったが、今回に限らず、なんとなく使用している。

【生活】
■現代「あだ名」事情　「太陽にほえろ！」式は衰退
中学生の頃、よく汗をかくふくよかなニワセくんは、『煮汁』と不良から呼ばれていた。
事実、ニワセくんの汗は臭く黄ばんでいた。

【ノウハウ】
■東大で学んだ卒業論文の書き方
切り取ったり、貼り付けたりしたような電脳文章があふれている昨今。
これからは、個人が掘り下げた「論文」や「研究」に今まで以上に光が当たることだろう。
いや、そうなってほしいという願望。

【サイト】【ツール】
■テキスト版YouTube「Scribd」
日本語はまだまだ弱いが参考までに。

【マンガ】
■邪眼は月輪（がちりん）に飛ぶ　[著]藤田和日郎
藤田先生はホント、作品の完成度がどれも高い。
荒木先生も凄いけど。

天才の尻

【雑記】
盟友、週刊オオハシよりタレコミ。
当店でも取り扱いのある藤本和也さんがブログを始めていました
カワイイさの裏側に、時々チラリと見えるオドロオドロしさが好きです。
こういう絵を仕事と仕事の合間に見るのは、
煙草も吸わぬ自分にとって、良い息抜きなる。











【本】【人物】
■犬ガンダム (宇宙編)
富野さんはホンモンです。
富野さんのケツ位ならなめてもいいや。
うまそうだし。
ぺろぺろ。

【雑記】
それにつけても、人は二項対立で考えるもの。
判断・思考するのに「楽」だから。

ガンダム好き＝ボンボン派＝オタク
VS
スポーツ好き＝コロコロ派＝＝サブカル

とか何とか。

自分がしたいのは、
オタク⇔サブカルも含めた、さまざまな二項対立、
若しくは、さまざまなタブーの間を行き来できるような「文化」の発見・宣伝。
「文化」の部分を「本」に入れ替えても構いません。

以前にも書いたけど、
フリンジカルチャーの宇田川さんも同じようなこと仰っているが、
こちらは、大衆化とマニアの間を行き来できる「文化」。
自分は学生時代、下記のような宇田川さんの考え方から多大な影響を受けた。

＞フリンジカルチャーとは、自律的にせよ他律的にせよ、
＞資本の側に回収されることを拒否したさまざまな文化的事象を表す造語です。
＞いわゆる「萌え系」文化の流行の中で埋没し、
＞忘却の彼方に追いやられてしまいかねない文化遺産を再評価することを目的としています。

偽善のおいにー

【雑記】
最近、「○○をお勧めする」といった類の情報を書き込みすぎた。
そもそも自分にとって「お勧め」とは何なのか。

①「変なもの」、「人と違うもの」、「小洒落たもの」を知っているといった類の自己顕示の為の行為。
②「お勧め」の言葉を商品に安易に被せ、利益を追求する行為。
③相手に対し、世間的に有益であろうと思われる情報を提供する行為。
④○○を「お勧め」するよりないという、のっぴきならぬ衝動により行う行為。
⑤○○を本当に良いとおもった上での宣伝。

①、②は論外だが
無意識で、たまに①②やってしまうこともあるが。
自分で胡散臭いニオイ気づき次第、対象記事を削除します。

【マンガ】
■コミックビーム７月号より丸尾末広「パノラマ島綺譚」が連載開始
５月１２日の日記参照。７月号の初回は表紙＆巻頭カラー、６４ページの掲載らしい。
原作は江戸川乱歩。狙ってるね。       

※YellowTearDropsさんより転載
ところで、YellowTearDropsの中の人って確信犯的にキャラクターを演じているからすごいな。











【小説】【アメリカ】
■カート・ヴォネガットのラストインタビュー
＞曽祖父のクレメンス・ヴォネガットはイエスについてこう言っている
＞
＞“彼が良いことを言ったとして、それが素晴らしいことであれば、
＞彼が神であるかどうかは問題じゃないだろう？”
＞
＞さらに私は山上の垂訓に多大な影響を受けている。
＞さて、もう行くよ。具合が良くないんだ。グッドラック。

貴重なお話です。特に最後の一言が泣ける。

【雑記】
上記のヴォネガットおじさんの話を受けて。

かといって、「孤独」を「家族」で解決するのも相当難しいね。
テレビ局でよく取り上げる演出過多の家族モノを見るまでもなく。
「母殺し」をほんとうにしてしまう害基地もいるし。

【雑記】
最近行き帰りの電車の中では、古雑誌を読むことが多い。
『en－taxi』とか、初期の『紙のプロレス』とか、
こういう雑誌を読むと、本当に気が休まるし、刺激も受ける。

特に『en－taxi』の半歩から0.7歩先を行っている紙面つくりは、
店つくりや、企画つくりにも非常に参考になる。

【雑記】
『en－taxi』は、唯一お金を出して、毎号買う雑誌だが、
何が面白いかというと、上記の企画はともかく、
つくっている『人間』が面白い。

特に初期のリリー・フランキーと坪内祐三の腹を割っているところ。
それとは別に、過剰若しくは意識的に演技しているところ。
つまるところ、作り手としての『人間』の面白さは重要ということ。

それにしても『人間味』って好きな言葉だな。
なんとなく。

【サイト】
もうこんな時間か、今日も上手く書きながら物事を掘り下げられない。
まぁいいか。
明日できることは、あしたやれば。

こんな日は荻原魚雷さんのブログを読んでから帰ろう。
この人の文章はほんとに地味だが滋味がある。

松倉如子さんのＣＤ入荷しました。

■「星」松倉如子
1500円

タコシェの中山店長からの紹介で、店主が本気で驚いた歌手。
矢野顕子のみたいにに声に表情があります。
目を瞑ると、ふくよかなイメージが広がります。

「円盤」のバックアップで、大増補改訂の上、当初の持込CDRをCD化しました。
全11曲。導かれるように集まった演奏者は渡辺勝(pf、 Ag、ピアニカ)、関島岳郎(recorder、tuba)、HONZI(vln)、POP鈴木(ds)、青柳久美子(acd)、ヌール(Ag)、シュー ヘイ(Eg)。

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松倉如子とはそもそもなに者か。
劇作家・宮沢章夫が「竹中直人」以来の衝撃と言わしめた才能を持つ人。
吉祥寺の「いせや」で働くも煙が喉に悪いことに気づき２日でやめた人。
「天然」という言葉が似合う御仁。
清水昶となんとなく知り合い、デビューライブに来てもらった。
そのライブが縁で、渡辺勝さんとも知り合ったという。不思議な「運」を持つ人。
その他は、あなたが発見してください。